2003年カンボジア総選挙
インターバンドは2003年7月27日に行われたカンボジア国民議会選挙に34名の国際選挙監視員を派遣しました。
参加者を広く募った結果、国際協力、とりわけ紛争解決や紛争後平和再建活動に関心の高い、様々なバックグランドを持った人が集まりました。このレポートはそれぞれの視点に基づき、今回の選挙監視活動について、自由に書いて頂いたものです。
1.インターバンドの活動形態と活動地域
34名の参加者のうち、26名がインターバンド独自チームの監視員としてコンポンスプー州(13名)、バッタンバン州およびパイリン特別行政区(8名)コンポンチュナン州(5名)で活動しました。残り8名は、インターバンドと提携しているアジアの民主化支援するNGO・ANFREL(Asian Network for Free Elections)の国際選挙監視員として、外国人とチームを形成し、ストゥントレン州、バンテアイミエンチェイ州、タケオ州、プルサット州、コンポントム州、およびプノンペンで活動しました。また、2名がANFRELの長期監視員として5月から現地で活動しています。
2.独自の視点での監視活動
インターバンドはNGOとしての特性を活かし、独自の視点で選挙監視活動を行っています。現在、JICA(国際協力事業団)と提携しての平和構築プロジェクトとして社会復帰が困難な除隊兵士を対象とした支援活動を行っていますが、インターバンドは選挙監視活動を平和構築活動の一環と考え、コンポンスプー州、バッタンバン州では除隊兵士支援活動とリンクさせることにより、選挙監視活動の有効性、独自性を追及しました。
また、以前ポル・ポト派の拠点であったパイリン地区など、政府ミッションでは活動の難しい地域にも積極的に展開しています。
以下、参加者による報告になります。
・阪口直人
・玉木智弘
・小川雅代
・石原広恵
・門倉若菜
・古川亜希
・光森祥子
・益田靖美
・長嶺聖子
・高橋里沙
・高原浩実
・高瀬絵理
・田丸純子
・田辺奈緒
・辻忠博
・西山隆
・山田浩史